何がパワハラなのかわからない
業界の慣習として上司が部下にきついことを言うのが当たり前。自分もそうやって育てられてきた。「今さら、変えられるか。何がパワハラなのかわからない」と感じている管理職がいる。
部下への注意を躊躇してしまう
世の中でパワーハラスメントが話題になるにつれて、パワハラと言われるのを恐れ、部下に注意したり指導しようとしても躊躇してしまう管理職がいる。チームが一向に改善されない。
部下からパワハラのクレームがある
今まで、叱られることに慣れていな若手部下から、上司の注意や指導を「パワーハラスメントだ」と過剰に反応して、クレームを人事部につけられるために、その対応に困っている。
どういう言動が「即退場!」のパワハラか具体的に理解できる
管理職が部下に対してどういう言動が「即退場!」のパワーハラスメントになるのか、場面によってはパワーハラスメントになりかねないのかを具体的に理解できます。
パワハラにならない注意、指導が何かを具体的に理解できる
パワーハラスメントと言われるのを気にして部下指導を遠慮していた管理職がパワーハラスメントとは何かを具体的に理解できるので、部下に自信を持って指導できるようになります。
部下の意欲が上がるコミュニケーションスキルが身に着く
本来、上司の役割は部下に適切な指示をしてお客様の満足度を上げることと、部下に仕事を教え、良い点は褒め、不足点は注意、指導をして育てることです。コミュニケーションスキル(よく聴き話し合う)を管理職が身に着けます。この結果、「人を大切にし、明るい職場風土」「社員が伸び伸び力を発揮する職場風土」を浸透することが出来ます。
非常に具体的な事例で学びます
「うちの会社でも起きるなあ」「自分もやりかねない」と言う職場での具体事例で考えるので、即職場で使えます。実際の裁判の判例も紹介するのでリアルです。
チェックシートと心理分析
普段の言動をチェックシートを使い、自分を振り返ることことができます。心理的な分析で、自分が起こしがちなパワハラ言動の源を知ることが出来ます。
明るい職場風土に繋げます
講師は多くの企業のマネジメント研修や社員研修の実績があります。社員がやる気になる言葉や行動についても熱く伝え、実習で体験してもらいます。
私もパワハラしてました
今まで育った環境はパワハラは当たり前だった
私の体験をお話します。
小学校時代の先生はよく平手打ちや「拳骨で頭をゴイン」をやりました。
出来の悪い生徒には「死ね」と言っていました。
今では大問題になりますね。ただ周囲もそうされていましたし、家でも親に殴られたのでそんなものだと思っていました。
中学校以降は体育会(剣道部)だったので、「根性でがんばれ」「休むな、立ち上がれ」と叱咤叱咤でした。
会社に入っても営業組織は似たような体育系のマインドでした。
自分が管理職になっても実績を出すために部下には叱咤叱咤でした。
従って、パワハラに繋がるような言動をやってもそれが当たり前でどこが問題?という意識でした。
暴言を吐くのがマネジメントのモデルだったので、期待に沿わない部下はきつく言われて当然と思っていました。
これではまずい 変わるきっかけとなった部下からのメッセージ
私の職場での経験
そんな私が変わったのは、職場を異動する際にもらった部下の手紙でした。
「藤原さんは優秀な人だが、部下の気持ちはわからない人だ」
短い内容でしたが、彼のつらさ・悲しさ・怒りが伝わってきました。
これはいけない、変わらなければと思いました。
「部下の気持ちを理解しない管理職」「部下の意欲を下げる管理職」
これではいけないと思い私はコーチングやカウンセリングなどの心理療法を学び始めました。
そして、今までのやりかたでは人はついてこないと実感しました。私自身も上司に大勢の前で叱責されたつらい体験を思い出し、叱り方が悪いと恨みこそ感じるものの前向きな行動に変われないと思いました。
こうやってパワーハラスメント行動を防ぎます
そこでパワーハラスメント防止研修では
1.まず管理職の部下マネジメントの考え方を根本的に変えること。
脅しや暴言では部下はついてきません。意欲もさがり仕事の実績ダウンにつながります。
部下の意欲を上げ、実績を上げる叱り方があるのを学んでもらいます。
2.部下が期待の行動をするような具体的な表現や態度・表情を繰り返し訓練する
学んだことを知識で終わらさせずに、それが無意識に行動できるまで他の参加者相手にロ-ルプレーを何回も何回も訓練します。
人間の過去の価値観はその人の筋肉や神経に入っています。新たな行動・言動パターンが身につくまで他の参加者相手にロ-ルプレーを何回も行います。
この二つが肝要です。この二つを実行すると部下が変わってきます。
当たり前の言動が今はだめなんですね、認識が変わりました
「結構、目からウロコでした。自分が昔上司から言われたことをそのまま部下にやっていましたが、多くがパワハラになるんですね。認識が変わりました。部下と目線を合わせて信頼関係を作りながら一緒に仕事をして行きたいと思います。」
パワハラを恐れず、きちんと叱れるようになりました
「世の中でパワハラと言うことが言われ出して怖くて部下に厳しく言えなくなりました。何が問題で、何が正常なのかはっきり区分けが出来ましたので、これからはパワハラと言われることを恐れずきちんと叱れる自信がつきました。実習が多くて楽しく学べました。」
事前
■事前の「パワハラチェックシート」で管理職の基礎知識を確認します。■部下からの無記名の意見シートで管理職の日常の言動の癖をつかみます。■性格テストで自己の現状の行動パターンを知ることが出来ます。
初日
■パワーハラスメントは何故ダメかを学びます(職場の生産性ダウン、部下の意欲ダウン、離職、訴訟問題、会社イメージのダウンなど)
■これは「アウト!」パワーハラスメントになる言動・行動の基本を学びます(厚労省の指針と裁判判例から)。
■パワハラグレーゾーンについて自分はどう思うか意見交換します。
■何故、パワハラ行動を起こしてしまうのかの自己分析とともに心理学的な背景を学びます。
■部下がやる気になり成長する日常のコミュニケーション及びパワハラにならない叱り方の具体的方法を学びます。
職場で実践
■行動計画に基づいて職場で実践します。
■フォロー会合の前の「部下からの手紙」を書いてもらいます。
6か月後
■職場で実践した成果を発表します。
■部下からコメント(手紙)を披露します。
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